Lesson 117
La Folia、マジでタフ。ゴールが見えない。
今日はLa Foliaをマスターしたあとの話を少しした。Bachが好きならということで、Partita #3 BWV 1006 にした。マジすか。弾ける気がしない。スズキ教本に沿ってやるより大曲をじっくりやる方が勉強になる、という方針だそうで。いつかは弾きたい曲だからやる気は充分だけど、ものにできるのかしら。まぁHillary Hahnのを聞いちゃってるので、満足することは永遠にないでしょうなぁ・・・
ちなみに、そんなアグレッシブな方針でも、BachのChaconneは難曲なので、笑っちゃうくらい貴様には早すぎる、とのことでした(笑)
そういえば日本の先生も、Chaconneの前にメンコンって言ってたっけなぁ。じゃあ、Chaconneとチャイコンってどっちがムズいんだろう。YzayeのBaladeは・・・?ま、今気にすることじゃないや。
- 左手
- 続・シフト中に押さえすぎない。軽く触れる程度。シフトが完了した瞬間に着地
- ハイポジ>ローポジ シフトの時に親指が行き過ぎてる。握りを変えずに、最短距離で回転、親指がいつも同じところに着地するように
- 右手
- 続・G線で肩が上がりやすい
課題曲
小野アンナ音階
- Scales and Chords of Three Octaves F-dur
- 続・軽やかでスピーディなシフト
- アルペジオで2の指が大抵低め
- Scales in Octaves
- 1オクターブだけで練習すること
- 低い方の弦だけで練習>高い方の弦も押さえるけど弾かない練習>ダブルで練習 をやること
カイザー
- 16-1 6連の1,3,5を符点化したの
- 16-1 6連の2,4,6を符点化したの
- 続・シフトが重い。シフト後の1音に間に合うギリギリ直前のタイミングで軽く素早く
- 次は6連の1だけ超長く&残りの5音を超短く、の練習。超長い音を1-6まで動かして練習
スズキ
- 06-01 A.Corelli La Folia
- 97-104小節、タリラリランはクレッシェンド気味で、最後の音はスタッカートなし!時間いっぱい鳴らしきってビブラート!
- 113-128小節、うるさい。mpくらい。スタッカートで弓飛ばないように
- 129-144小節、4分音符の開放はテヌートも何もついてないので鳴らしきる。スタッカートが飛んで音が汚くならないように
- 145-160小節、fとpの対比。ビブラートは遅くしないように。pでは浅くして、スピードは維持
- 161-173小節、1小節=1弓で練習して、綺麗になったら譜面どおりの配弓に
- 174-176小節、移弦の腕の動きが大きすぎ、もっと狭い振れ幅で充分足りるはず
- 184,186,188小節、10連は4+3+3、12連は6+6で拍に合わせる
- 195小節、トリルはE音だけ
Lesson 116
一つ一つ、脱力のためのステップをじっくり進んでいる感じ。それ自体は忍耐のいる練習だけど、効果が目に見えて現れるのでなかなか嬉しい。
- 左手
- シフト中に押さえすぎない。軽く触れる程度。シフトが完了した瞬間に着地
- 小指・薬指が開かないように。握りが崩れる。弦のすぐ上空で常に待機
- 右手
- G線で肩が上がりやすい
課題曲
小野アンナ音階
- Scales and Chords of Three Octaves F-dur
- ちょいちょい小指・薬指が開いて伸びている。弦のすぐ上で待機して、握りを崩さないように
- 3rdから5thなどハイポジションへシフトするときは、親指を先行させて準備するのを忘れないように
- Scales in Third F-dur 4つスラー
- シフト時には直前まで押さえていた指でシフトして、シフト後に指を入れ替える方がいい。1stの2,4指から3rdの1,3指に移動するときは、一旦2,4のまま3rdにシフトしてから指を1,3に入れ替える。左手の握りを維持したままシフトすることが重要。
- -
カイザー
- 16-1 6アップ6ダウン
- とにかくシフトが重い。シフト後の1音に間に合うギリギリ直前のタイミングで軽く素早く
- 6連の1,3,5を符点化したのと、2,4,6を符点化したの、2種類を練習すること。これだとシフトや移弦がもたるとバレバレなので、リズムが鍛えられる
スズキ
- 06-01 A.Corelli La Folia
- 97-104小節、32分音符は4つずつ頭にアクセントを入れて。テンポを崩さないように。ゆっくりから練習。ビブラートはアクセントの音だけでいい
- 105-112小節、音程悪い
Lesson 115
- 左手
- シフトダウン時に手首が先行してる。シフトで手首は使わないように。素早く、しかしスムーズに、手首・各指はそのままでシフトする。音程がとれなければシフト部分だけ抜き出して練習すること
- 右手
- アップからダウンに切り替わるときに、手首が上に突き出している。手首・肘・肩で作った平面を崩さないように
- ダウンからアップもかくかくしてるのでもっと滑らかに
- 移弦もかくかくしてるので滑らかに。最小限のアクションで
課題曲
小野アンナ音階
- Scales and Chords of Three Octaves F-dur 4つスラー
- フォームを直しつつ1音全弓からやり直して・2音・4音・1小節・2小節。ところどころ音程が悪い。音程が悪いところは共鳴に注意して1音全弓からやり直す
- 3rdに降りてくる時の音程が悪い。3rdの1指、Aの音がA弦と共鳴するように、シフトだけ抜き出して練習
- Scales in Third F-dur 4つスラー
- 1音全弓&1オクターブでの折り返しからやり直し
- 音程甘い
カイザー
- 16-1 6アップ6ダウン
- 移弦時のかくかくを直す
- シフトをスムーズ&素早く、手首は使わない
スズキ
- 06-01 A.Corelli La Folia
- 最初の音にアクセントをつけない。弓を押し付けない。でも全弓使ってきっちり鳴らす
- 17小節〜、8分音符をちゃんと切る。でもビブラートは残す。
- 27小節からちょっとクレッシェンド気味に
- 33小節〜、fは元弓半分を使う
- 41小節〜、pは先弓半分を使い、指板寄りを弓を傾けて引く。ビブラートは浅くゆっくり短く
- 49小節〜、1・5・9のアクセントとビブラート。Bナチュラルの音が間違ってる
- 65小節〜、うるさい。もっと優雅に
- 72小節〜、p気味に。77小節からクレッシェンド気味に
- 81小節〜、4拍子になってない。拍とりなおし
- 89小節〜、スタッカートになってる。ここはマルテラート(?)、先弓半分を使って素早く引く。ギッとならないように最後を抜く。難しいようなら、最初は一音ずつブレスを入れて、ちゃんと移弦の準備をしてから弾き始めるようにする
Lesson 114
3月いっぱいまでやってたと書いてあるから、たぶん114回目だと思う。。。
ついに先生が見つかった。家からhighwayで20分くらいのところにある小さなスクール。10/15に初回レッスンを受けて、フォームの修正含め丁寧に教えてくれそうだし、流儀とかは日本で教わってた先生とそんなに違わなそうだし、英語も聞き取りやすいし、即決で続けてお願いすることにした。2週に1回、1時間のレッスンにしてもらった。
まず、フォームがかなり崩れていた模様。スケールで1音全弓でじっくりやり直すところから。
- 左手
- 親指突っ張りすぎ。シフトの邪魔になっている。人差し指の付け根とネックの接点を軸にして手首で回転する。親指はそれに合わせて添えるだけ
- 肘が曲がって余裕があるのに、手首が伸びきって力む元になっている。ローポジション、G弦では手首を適宜曲げて人差し指〜小指がG弦の上空に無理無く待機できるようにする
- 例えば人差し指で押さえているときの中指〜小指が引っ込みすぎ。指の間隔を常にある程度あけて、弦の上空ですぐ押さえられるように待機
- 右手
- 猫背ダメ・肩を下げる・肘、手首、肩で平面を作るという基本をきっちり指摘された
- 人差し指が弓に被りすぎ&伸びすぎ。弾いてる最中に人差し指が動かないように、のせるだけ
- 小指も若干伸び気味。自然なアーチで
- ダウンからアップへの返しが雑。手首が投げてる。もっと柔らかく
課題曲
小野アンナ音階
- Scales and Chords of Three Octaves F-dur 4つスラー
- フォームを直しつつ1音全弓からやり直して・4音・1小節まで。ところどころ音程が悪い。音程が悪いときは共鳴に注意して1音全弓からやり直すこと
- Scales in Third F-dur 4つスラー
- 1音全弓&1オクターブでの折り返しからやり直し。
カイザー
- 16-1 6アップ6ダウン
- 16-0 譜面どおり
- 上昇時は解放弦でいいが、下降時は小指を使う。下降時に開放を使うと響きすぎてバランスが悪くなる
スズキ
- 06-01 A.Corelli La Folia
- 9小節のpできっちり落とす。弓をずっと指板寄りに。ビブラートは浅くゆっくり
- 12小節のクレッシェンドでテンションあげすぎ。mfくらいまでにする
- 17小節〜、8分音符をちゃんと切る。リズム維持
- 27小節からちょっとクレッシェンド気味に
- 33小節〜、ビブラートは速く短めに、6音のうちの1と5だけかければよい
- 41小節〜、pなのでビブラートは浅くゆっくり
近況など 2
当方、なんとか生きてます。
我慢の甲斐あって、2011/7/31より念願の米国Massachusetts州への赴任が実現。Bostonじゃなくて、もっと郊外の奥の方。のどかでとってもいいところ。もう東京には帰れない・・・
2ヶ月経って諸々落ち着いてきて、最近ようやくcraigslistで先生を探し始めたところ。募集は多くなくて、ベテランはほとんどいない。郊外となると皆無。ボストン市の隣町の方二人にメールでコンタクト中。あんまりあっちの方には通いたくないんだけど・・・どうせそっちまで行くなら、金があればNew England Conservatoryに行けばいいんだろうけど、高い。個人の倍以上。無理。ただでさえ赴任のあれこれで貯金が目減りしてるのに。
ともあれ、練習は独学で継続中。
課題曲
小野アンナ音階
- Scales and Chords of Three Octaves F-dur 4つスラー
- 一進一退
- Scales in Third F-dur 4つスラー
- 一進一退
- Scales in Sixth F-dur 4つスラー
- 一進一退
- Scales in Octaves F-dur 4つスラー
- 一進一退
カイザー
- 16-0 譜面どおり
- だいぶ流暢になってきた、かな・・
- 16-4 1ダウン5アップ
- 最初のダウンの一音が裏返る
- 16-5 スピッカート
- 右手が疲れる・・・
- 17-0 譜面どおり
- 譜読み中
スズキ
- 06-01 A.Corelli La Folia
- 相変わらず重音と最後の速いところが綺麗に弾けない
- 07-05 J.S. Bach Concerto No.1
- 譜読み中
近況など
前回の記録から2ヶ月か・・・
辞めました。3月いっぱいで。
レッスンだけね。
現在、とりあえず、好きなバッハで唯一弾ける曲、ドッペルをメニューに加えて、いつものカイザー&小野アンナ音階&スズキを独学で進めている。未完成だったヘンデルのソナタNo.4に取り組んでいたんだけど、さすがにこのままでは上達が遅れる。最近ようやく他に手を出す気力が出てきて、ついに難曲、コレルリのラ・フォリアに着手。未知の領域に入ってきた。
勢いを失ってしまった。辞めたのもその後先生につかないのも本意ではない。当初予定だと今頃赴任先で新しい先生を見つけているはずだったのが、xxがxxで赴任時期が不透明になってそのまま現在に至る。
とはいえ、バイオリンは結局自分との戦いなので、どこにいようと、効率は悪くとも日々やることはある。
困るのは我が家の暮らし。すっかり歩くのも上手になった娘は、そろそろお友達が欲しいところだが、赴任するかもしれない状況で保育園には入れられない。嫁がせっせと公園などに連れ出すしかない。テレビで音楽が流れると、楽しそうに体を動かす娘。リトミックに参加させてやりたいが、今は動きようがない。
ただ翻弄されながら日々が過ぎる状態。いつまで続くのだろうか。
正直、よろしくない状況である。